AVEと呼ばれる高速列車

1992年に、マドリードセビーリャ間の高速鉄道が開業した際に導入されたのが、AVEとよばれる高速列車です。現在は主都のマドリードを中心に放射線状に広がっていて、マドリード−セビーリャ間を結ぶセビーリャ線、マドリード−バルセロナ間のバルセロナ線、コルドバ−マラガ間のマラガ線、マドリード−バリャドリッド、マドリード−バレンシア間で運行されています。AVEはフランスのTGVをベースにしたものや、ドイツのICEがベースのもの、タルゴタイプのものも3種類に分かれます。他の国の高速鉄道と違い、客席は3クラス制で、特等は2列+1列のオープンサロンで、食事やドリンクのサービスがあり、ラウンジを利用することができます。1等は2列+1列のオープンサロンで、これも特等と同じく食事やドリンクのサービス付きでラウンジが使用できます。2等は2列+2列のコンパートメントで、食事はなく、ラウンジも使用できません。

また、このAVEの他にもバルセロナ−バレンシア−アリカンテをつなぐユーロメッド、バレンシア−バルセロナ間をつなぐアラリスと呼ばれる高速列車もあります。この二つは高速列車ですが、在来線上を走行するため、原則としては高速鉄道に数えられません。また、高速専用線と在来線の両方で運行できるアルタリアと呼ばれる長距離列車も運行しています。いずれも全席指定制です。