広大な国土を横断する
シベリア鉄道は全長9297kmの世界一長い鉄道で、モスクワからウラジオストクまでを一般的に指しますが、正確にはチェリャビンスクからウラジオストクまでの7416kmをシベリア鉄道と言います。ロシア号はヤロスラヴリ駅からウラジオストクまでを約7日間もかけて走行するため、高速の鉄道に慣れている日本人は退屈に感じることも多いようです。日本でシベリア鉄道と呼ばれているのは、モスクワ−ウラジオストク間に加え、モンゴル・ウランバートル経由で北京に向かう「モンゴル鉄道」と、中国東北部経由で北京までを結ぶ「東清鉄道」の3つを合わせたものであることが多いようです。
シベリア鉄道が大きな意味を持つのは、人の移動ではなく、貨物の運搬です。貨物の運搬ということに関して言えば、ヨーロッパとアジアをつなぐ非常に大切なパイプになります。現在でもロシアの輸出の30%はこの鉄道が担っていて、また世界一長い鉄道は貴重な観光資源にもなっています。車内は寝台車が移動時間も距離も長いため、寝台車が主体となっており、1等寝台と2等寝台に別れています。食堂車もついているので、食事はそこでとるか、寝台でとるかになります。主要駅ではホームに売り子が待機していて、惣菜など様々なものを買うこともできます。主要駅では10〜30分と停車時間がながいので、運動をするなどしてリフレッシュするのがおすすめです。